今回は Web3.0 についてです。まず最初に結論を書いておきますね。
- Web1.0:一方通行な通信
- 特定の企業・個人が提供するwebページにアクセスするのみ
- Web2.0:管理された双方向通信
- 特定の企業が提供するプラットフォーム下で双方向通信が可能
- 特定の企業に情報が集約してしまう・中央集権的な運営
- 特定の企業が提供するプラットフォーム下で双方向通信が可能
- Web3.0:管理されない双方向通信
- 分散技術を用いることで双方向通信を実現
- より現実に近い web の使い方
- 分散技術を用いることで双方向通信を実現
ユウ兄!最近 Web3.0って色んなところで聞くけどなんのことなの?
新しいインターネットができるの?
新しいインターネットではないですよ笑
Web3.0 は web の新しい使い方のことです。
新しい使い方?
そうです!
まずは今までの web の使い方から話しますね。
今までの web の使い方
Web3.0 というからには Web1.0 と Web2.0 があるんです。
もちろんこれも web 自体が変わったわけではなく、使い方の名称です。
Web1.0
Web1.0 は、企業などの特定の個人・団体のみが情報を発信するという使い方です。
一方通行の通信とも表現されます。
web ができた1990年代から約10年間は web1.0 が主流でした。
一方通行の通信…?
例えるなら学校の授業ですかね。
先生が話して、生徒がそれを聞く。
先生だけが情報を発信していますね。
え!じゃあ昔は自由に web 上で情報を発信できなかったの??
そうなんです。
web 自体ができたばかりだったため、すぐに適応できたのはごく一部だったんです。
Web2.0
Web2.0 は、特定のプラットフォーム下で双方向通信を実現した使い方です。
言うなれば管理された双方向通信ですね。
2000年代に出てきてから今に至るまで多く見られます。
双方向ってことはみんなが情報を発信できる様になったんだね!
でも管理されてるの??
そうなんです。
YouTubeやTwitter・InstagramといったSNS上での双方向通信が容易になったんですね。
そのため、その企業がダメと思った発信は規制されてしまいます。
例えるなら、
先生の前で話している状態ですかね。
変なことを言うと怒られてしまいます。
えぇ…怒られるのは嫌だなぁ。
情報を発信できるとはいっても自由にはできないんだね…
そこが問題点としてよく取り上げられます。
双方向な通信が可能になったとは言え、プラットフォームを持っている企業が間に入るため完全に自由な発信は難しんですね。
他にも、プラットフォームを持つ企業に個人情報や発信の内容が集約してしまうことが問題としてよく取り上げられています。
中央集権的とも言われますね。
そうなんだ…
問題は多かったんだね。
問題が多いとは言え、SNSは人間の在り方を大きく変える技術です。
これらの問題点を Web3.0 で解決しようとしています!
新しい web の使い方・Web3.0
Web3.0 は、何も仲介せずに個人が個人と双方向に通信をする使い方です。
言うなれば管理されない双方向通信ですね。
現在、さまざまな企業が実現しようとしています。
やっと自由に発信できる様になるんだね!
実現しようとしているってことはまだできてないの?
そうですね。
正確には完全に実現できているとは言えないという状態です。
Web3.0 を実現しようとするサービスは存在しますが、
完全な実現のためにはまだまだ課題が残されています。
課題がまだあるんだね…
でも、そもそもどうやって双方向通信をできるようにしてるの?
今までだとできないからプラットフォームを使ってたんだよね?
Web3.0 では分散技術を用いることで双方向通信を実現しています。
これは有名なものだとブロックチェーンが挙げられますね。
ブロックチェーン?
ブロックチェーンとは、多数の参加者に同一の改ざんが困難なデータを保持させる仕組みのことです。
詳しくは別で話しますね。
ここでは、みんなが同じ情報を持つための仕組み程度に思っていただければ結構です。
今まで1つの企業に集まっていたデータをみんなで管理するんだね!
はい、そうです!
自分の情報を自分で管理することができるため、より現実世界に近いwebの使い方とも言えますね。
まとめ
今までのことをまとめてみましょう!
- Web1.0:一方通行な通信
- 特定の企業・個人が提供するwebページにアクセスするのみ
- Web2.0:管理された双方向通信
- 特定の企業が提供するプラットフォーム下で双方向通信が可能
- 特定の企業に情報が集約してしまう・中央集権的な運営
- 特定の企業が提供するプラットフォーム下で双方向通信が可能
- Web3.0:管理されない双方向通信
- 分散技術を用いることで双方向通信を実現
- より現実世界に近い web の使い方
- 分散技術を用いることで双方向通信を実現
Web3.0 っていう新しい使い方が出てきたら古い2つは使われなくなるの?
いいえ、そんなことはありません。
実際、多くの企業は自社のホームページを持っていますし、このYou x Techの用に個人や組織が所有するサイトもあります。
これらは双方向の通信を使用していないため、Web1.0 と言えますね。
この様に Web2.0 が主流と言われる現在でも Web1.0 のコンテンツは多く存在してます。
新しいから良いわけではなく、選べる選択肢が増えたという認識がいいですね。
へーー!
新しいのが出てきたからといって古いのが消えちゃうわけじゃないんだね!
参考文献
今回は以下の文献を参考にしました。
どれも、わかりやすく説明してくれているのでイマノ君も読んでみては?
えー。
Web3.0の教科書 | のぶめい | 工学 | Kindleストア | Amazon
Web3の先にある“Trusted”な自律分散社会 | NTTデータ | DATA INSIGHT | NTTデータ – NTT DATA
コメント